白い巨塔

もう大分昔のことのように思いますが 去年の今頃、唐沢寿明さんを主役として
ドラマがやっていましたよね〜♪ 当時始まった頃は 母から昔、田宮二郎がやったドラマだ という話を聞いていたものの 初回を見逃し、まーーいっか とずるずる7話まで見ていませんでした>< ある日 何となく見たら 面白いのなんのって!! 最初から見てないことを悔やみに悔やみまくりました!
丁度 総集編があったので ぶわーーーーっと最初の頃のも見たのですが、完全版を見てみたいものです。 7話を見た以来毎週木曜日の10時からが楽しみになり、TVにかじりつくように見ていたのを思い出します(笑)
殊に、年明けのアウシュビッツ撮影の回はもの凄かったですし、後半の裁判の回は関口弁護士演じる 上川隆也さんの演技が迫力があって、柳原医師に「医師として 人間とし はっきりと明確に答えなさい」と迫った部分はぞわぞわーーっと来ました!!! 最終回は すっごく泣きましたね〜><>< ととと ドラマの話はまた今度にして(笑) 

実は ここ最近 白い巨塔の原作を読んでいます。全5巻なのですが やっとやーーーっと4巻目に突入しました!!1冊がもの凄く分厚い上に 医学的内容が事細かに詳細にもの凄い量が書いてあるので 読み進むのに一苦労です(笑)
少し 医学知識が付いたような気もします! 原作はほんとに濃厚です。今 財前と佐々木よし江の控訴裁判が始まったところまで読んだのですが 財前のふてぶてしさには甚だ腹が立ちまくりです! 彼は患者を何だと思っているのでしょうか!! 憎憎しくてしょうがありません。国立大学の封建制度的性格が苦学生であった彼を変えてしまったのだろうけど…。。。。
それに大して 患者第一 医学に真摯な里見ん。私は里見んが大好きです。
こういう先生が世の中に沢山いたら と何度も思ってしまいます。

原作は一人一人の性格・行動・人物像はそれはそれははっきりと書かれていますし、ドラマに登場していない個性的な登場人物も沢山居ます。私はあまり読書家ではないのですが 今まで読んだ本の中でこれ程 人物が事細かに書いてあるものは初めて読みました。しかも1人や2人だけでなく。白い巨塔はおそらく財前五郎と対になって里見脩二が主役だと思いますが彼らをとりまく人も主役級の人が沢山存在するところ、人物像がクリアなところが凄く魅力で、読んでいて面白いです。 原作では財前のお母さんが裁判後に亡くなっているとのことになっていてビックリしました。原作とドラマは結構違うものなのですね〜!!
何だか手が止まりませんが(笑) これから4巻の続きを読む為、今日はここでストップします。 国立大学病院に興味がある方や、権力泥沼の話が好きな方、医者の話が好きな方、人物が詳細に書かれて、リアルなものが好きな方…  お薦めします♪ 

それにしても 何年も前に書かれたお話がつい昨年またブームを起こし、当時 医療裁判で患者が医者を訴えることなど出来なかった時代に山崎さんはこの作品を書き、社会現象となり、今の時代でも十分通じるものである。
… すごいことだと思いました。